いつからか…・4LOVE・



その日の夜
りあはご飯を作りながら
テレビを付けた。
今人気アイドルグループたちの
番組がやっていた。


そうごの友達(秘密の話なんだけどさ
とうやのやつ 今人気アイドルの○○48に
ハマってるらしくてさ
その画像を見てたから スマホ取り上げて
茶化してたんだよ! ほんとこれ秘密ね?!)


そうやって とうや君の友達は話た。

まさか。あのとうや君が
アイドル好きだったなんて。
人は 見た目に寄らず。だな。

なら授業中もスマホ見ながら微笑んでたの
その子達の画像見ながら
微笑んでたのかな。?

なんて考えていたら

りあの母(りあ、ちょっと買い物行って来てくれる?)

りあ(あ、うん!いいよ!)

ん…と。卵と牛乳と バターと…お菓子でも作るのかな笑。

りあは母に頼まれ スーパーへと向かった。



買い出しを終え 帰ろうした時に
スーパーのケーキ屋さんのレジ前で
小学生くらいの女の子が困っていた。

女の子(あ…ちょっとお金たりない。。)

りあ(どうしたの?)

女の子(ちょっと…お金が足りなくて…)
泣きそうになっていた。

りあ(あの、いくら足りないんですか?)

店員(あと150円です)

りあ(じゃ、これで!)

女の子(え、お姉ちゃんいいの?!)

りあ(うん!いいよ!)

りあは女の子の頭を撫でた。

店員(どうもありがとうございました!)

女の子(お姉ちゃん!ありがとう!!)

りあ(うん!気をつけて帰ってね!)

女の子(うん!バイバイ!)

そう言うとその子は走って帰っていった。
可愛らしい子だったな〜

すると…

"ドテッ…"""""

。。??!振り返ると あの女の子が
転んだみたいだった。

女の子(あ…ケーキが…崩れた〜〜ぁぁあぁ)

そう言いながら 大声をあげて泣き出した。

りあ(ねぇ、大丈夫?! どこ怪我したの?!)
りあは その女の子に駆け寄った。

女の子(ケーキが崩れちゃったよ〜
わぁぁぁぁ〜〜涙涙)

りあ(よしよし!! ほら
お姉ちゃんと もう1回買いにいこう!!)

多分このままじゃ私がいい気持ちでは
帰れそうにない!

りあはその子を連れてさっきの
ケーキ屋さんに寄った。

女の子(お姉ちゃん、本当にいいの?)

りあ(うん!大丈夫だよ!)

ぅわ。このケーキ、バースデーケーキだったんだ。
ちょっと高いな。
でも、この子可哀想だし。仕方ない。
今回はおこずかいから削ろう。。

りあ(はい!ほら、次は転ばない様にね!)

女の子(あ、あの、お姉ちゃん!
いえすぐ近くだから お金返すよ!
一緒に来てー!)

りあ(うんん! 大丈夫だよ!!)

女の子(え、でも。。)

悪そうに 私を見る女の子。
こんな小さな子に お金なんてさすがに。

りあ(もう夕方だし 暗くなる前に帰らなきゃね)

女の子(本当に ありがとうございました)

女の子は深々と頭を下げて帰っていった。
私は その姿を見つめてたけど……。

・ワンワン"" 犬が女の子を目掛けて吠える

女の子(だめ!これはダメ!)
箱を抱き上げる。

ちょっと…これは心配だな。笑

りあ(ねぇ!待って!家まで送ってあげるよ!)

女の子(本当に?!)

りあ(うん!)

家まで送ってあげた方が私の方が安心できるし!
送ってあげよう!!

私は他愛もない話をしながらその子を家まで
送ることにした。


プルプルプル…

女の子の携帯が鳴った。

女の子(あ、お兄ちゃんからだ!)

りあ(遅くなっちゃったから
お兄ちゃん心配してるんだね! 早く帰んなきゃ!)

女の子(もう家そこだよ!)

目の前には綺麗なお家が立っていた。
すると…。

"ドンッ"" 家の扉が開いた。

女の子(お兄ちゃん〜〜!!)

ん……。????んーー!?!!、

とうや(さきー!お前どこ行ってたんだよ!
心配しただろう!!)

さき(お兄ちゃん〜 ごめんなさい〜っ)
さきは とうやに 抱きついた。

え。。。?!!

なに。。
ま、まさか、この子のお兄ちゃんって。。

とうや君?!!!