"ガタンゴトン" 揺れる電車。

あ〜明日あの人にまたあったら
どんな顔したらいいんだろう
恥ずかしすぎて 助けてもらったのに
お礼も言えなかったよ…。
それよりも 誰もいない教室で 男の子二人
何してたんだろう。
もしかして そういう関係…?!
想像がふくらむ一方…
今日は色々ありすぎたな。。

そうご(りーあっ)

ん?呼ばれた? 振り返ると
顔を覗き込むように そうごが立っていた。

そうごは 幼なじみの同級生。
昔からチャラチャラしてて いかにも
俺ヤンキーですよ!オーラ漂わせてる。
いつも周りに女の子が沢山いて。
かりんちゃんもそうだけど
見た目からして不良っぽい人が
私の周りに集まってくる。
私とは全然 違うのにな…。


りあ(なんでそうごがここに?)

そうご(なにって、学校の帰りだけど?笑
てか、お前と同じ高校だし!)

見てみたら 私同じ高校の制服を着ていた

りあ(そうだったんだ 全然気づかなかった)

そうご(学校でもお前呼んだのに気づかないしよ〜)

りあ(ご、ごめん それも気づかなかった。)

そうご(ばーか笑 そんな間に受けんなって
てか、お前 おでこ 怪我してるぞ?笑
また転んだな?笑)

りあ(え、あ、さっき廊下で。)

そうご(やっぱり 転んだのか笑相変わらずだな〜)

りあ(また馬鹿にして…ムス)

そうご(そんな むくれるなよ笑 ったく 気をつけろよ
んじゃ、俺 ここで降りるから、また学校でな!)

りあ(あ、うん、またね!)

そうごは 私の頭をなでて 電車から降りた。

そうごは昔からお兄ちゃん見たいな人
いつも どこかで見守ってくれているような。
同じ高校だったなんて 全く知らなかったな〜
それより、私、おでこなんか 怪我してたんだ
あーもう。明日学校色々と行きづらい。