いつからか…・4LOVE・




代表者(はい、じゃあ皆席について!)

はぁ……。

りあは深いため息をついて空いてる席を探した。
すると…

そうご(お、りあじゃん!こっちこっち! 隣空いてる!こっち来いよ!)

りあ(そ、そうご!あ、うん)
そうごも演劇メンバーに入ってたんだ。
空いてる席もそこしかなかったため
呼ばれたし そうごの隣に りあは座った。

りあ(そうごも 演劇メンバーだったんだね)

そうご(いや〜それがさ 別に俺は
入りたくもなかったんだけど
強制的な?感じで入れられちゃってさ〜)

りあ(そうなんだ!)

そうご(まぁ このイケメンの俺が?
王子役とかやったら 女の子は皆メロメロに
なる事間違いなしだしなっ ペロ)

りあ(また 変な事言って〜 自意識過剰だって笑)

そうご・りあ(ははは笑)

よかった。そうごもいて。
このままだったら今日1日、いや
これから演劇なんてやっていけるのかって
思ったけど なんだか 安心したな。

りあは 満面の笑みをそうごに見せる。

その姿を とうやはまじまじと見ていた。


代表者(はい〜じゃ、そろそろ役決めます〜
シンデレラ役 やりたい人〜)

えり(はい!はい!はーい!私やりたいです〜!)

代表者(ん〜 他に誰もいませんか?)

・"シーン…"

代表者(それじゃぁ、えりさんお願いします!)

えり(やった〜っ!!)

そうご(また始まったよ。)

えり(なに?そうご!今なんつった?)

そうご(いえいえ〜なんでもございませ〜ん
お姫様〜〜。)

えり(ふん!)

りあ(あ、あの子そうごの友達?)

そうご(まぁ、そんなもん)

りあ(そ、そうなんだ。)

凄いな。自分から進んで 。
きっと 意思も強くて 自分を隠したりしない
タイプの子何だろうな。
とうや君も あぁいう子が好みなのかな。

代表者(んじゃ、このままほかの役も
ちゃっちゃと 決めたいところですが
黒板に 書いてる役やりたい人いませんか?)

黒板には
「王子」「魔女」「ママハハ」「義理姉」…

色々書かれているが誰も手を挙げる人がいなかった

代表者(っもう。仕方ないですね。
これも クジで決めますよ〜 一応用意してきてよかった。
箱の中に役が書いてある紙が入ってあるので
書いてる役を演じてもらいます!
それじゃ順番に 引いていって下さい〜!)

そうご(よっしゃ!引きに行こうぜ!)

りあ(そうご 王子役引き受ければいいじゃん!
さっき 言ってたくせに〜笑)

そうご(いや、だってシンデレラ役がえりとか
俺嫌だ〜〜)

りあ(き、聞こえちゃうよ!)

そうご(まぁとりあえず行くぞ!)

そう言うと りあとそうごは並んで引きにいった。

そうご(さ〜て、俺は何かな〜〜……。。。
な、。。。。!!!)

りあ(ん?何だったの?)

そうごは紙をりあに見せた。

りあ(ハハハ笑 道具係)

そうご(これ、役じゃねーだろう!どう見ても!)
不満げに言うそうご。

りあ(楽そうでいいじゃん!笑)

そうご(んで、お前はなんだった?)

りあ(えっと…私は…)

二人で紙を見る。

そうご・りあ(義理姉…)

そうご(義理姉〜笑笑 義理姉ってなに、笑
シンデレラをいじめる奴だろう?!
似合わね〜〜笑)

りあ(はは…笑笑)


そんな風に話してる二人を とうやはまた
気になって見ていた。

とうや(。。。。。。ったく。俺は何がしたいんだよ)
とうやは そう呟くと
りあの方に向かった。

・トントン"" りあの肩を叩く

りあ(…ん?)

と、とうや君…?!!!

とうや(役…何だった…?)

りあ(や、役。?あ、義理姉だったよ!笑)

とうや(義理姉?笑 いいじゃん!!)

りあ(いいのかな〜笑 よくわかんないけど
演技とかやった事ないし不安だな。)

とうや(りあなら大丈夫だよ)

とうやは微笑みながらそう言った。

りあは顔が真っ赤になっていた。

は、初めて名前で呼んでくれた。
とうや君が りあって。初めて……。

それだけの事で りあも 思わず微笑みを返した。

そんなりあの顔を隣で見つめるそうご…。

そうごもまた 何かを込み上げていた。