星翔学園… 春から通う学校。
ここから始まった 私達の物語。





トントン
かりん(やっほ〜おはよん!りあ!)

りあ(おはよ かりんちゃん!)

朝から元気がいい私の友達のかりんちゃん

中学生の頃から仲が良くて
私と違ってすこし不良ぽく見えられがちだけど
オシャレでスタイルも良くて明るくて
憧れでもある存在。

そんな私は 小柄であまり目立ちもせず
ごく普通な女の子。
私もかりんちゃんみたいになれたらな〜

そんな事を思いながら
教室に入るりあとかりん。

"ドンッ"'

りあ(あ、ごめんなさい!)

教室の前でぶつかってしまった。

とうや(……)


…。。。??感じ悪い人だな。
謝ったのに 無視ですか。

かりん(ねね、今の人かっこよくない?
めっちゃ背も高いし イケメンじゃん〜!
私の好み〜っ)

りあ(ん〜そうかな。私はそんなに。、)

かりん(りあ絶対目おかしいよ笑タイプじゃない?)

タイプじゃないと言うか 謝っても
何も答えてくれないし
性格きつそうって思ってしまった。

まぁ。確かに 綺麗な顔立ちではあるけど。
→横目でチラ


キーンコーンカーンコーン

かりん(よっしゃ!初日も無事に終了!
さーっ!りあちゃま 一緒に帰りましょう〜っ)

りあ(うん!)

かりん(ねね 〜帰り駅前のさワッフル食べて帰んない?〜)

りあ(いいね!って、あっ、ごめん!
かりんちゃん!教室に忘れ物しちゃった。)

かりん(なぬぬ。笑全く…しゃーない!
じゃ、さきに帰っとくよ〜)

りあ(ごめんね!)

あ〜あ かりんちゃんと一緒に帰りたかったな
さ、早く戻って私も帰ろうっと。

"教室…ガヤガヤ…''

ん?まだ誰かいるのかな?

"ガラガラ" ドアを開けた。

とうや(おい、お前な…。 ん?)

今朝の彼と目が合った。

その前に 目の前の光景に驚きを隠せずにいた。

机の上に男の子が居て その上に彼がいて
押し倒したかのような場面だった。

"シーン …………。"

"ガラガラ…。"

思わずドアを閉めてしまった。

私…やばいものをみてしまった?。

逃げるように 立ち去ろうとした時、

とうや(ちょっと、まって!)

りあ(え。?)

とうや(いや、その、違う、君 誤解してるよね?!)

りあ(な、何ですか?!)

とうや(だから、誤解してる…)

りあ(そ、そんなんじゃないです じゃあ!)

なになになに。!!

あまりにも驚いていて思わず 走ってしまった。

とうや(ちょっと、待ってって!まだ話が!)

な、なんで 追いかけてくるの〜、!!

振り向いちゃだめ!関わらないほうがいい!
とっさにそう思い 足は止まらず…

"ズリッ…". りあ(あっっ!)
つまづいて 転倒しそうになると

"グイッ""

転倒しそうになったりあを後ろから
抱き上げるように 止めてくれたとうや。
だけど 触れている所が…。

とうや(大丈夫? っあ。)

とっさに、彼は手を離し 結局 転けてしまったりあ

とうや(ご、ごめん 今のはわざとじゃなくて、)

やだやだやだ。はずかしい。
今胸 思いっきり触られたよね?
顔上げれないよ…。。

恥ずかしさでその場にいる事ができず
また走り出してしまった。

とうや(ちょ、ちょっと!)

そう。これが…りあと とうやとの出会い。
出会いは最悪だった。