俺を好きにならないで

それからしばらくして、私も深見くんもケーキを食べ終わったので何気ない会話をして和んでいた。


渡すなら今がチャンスだよね?


実はこの日のためにプレゼントを用意していた。


クリスマスに出かけるんだし、いつも貰ってばかりだからなにかあげたいなと思って自己満足だけど準備した。


せっかくだしこのタイミングでいいよね?と鞄からをガサゴソと音を立ててプレゼントの品を取り出す。


不思議そうに私を見ている彼の目の前にプレゼントを出した。



「あ、あの!これプレゼント!」


「え?」


「全然対した物じゃないんだけど、せっかくのクリスマスだし……あ、あああげる!!」



ちょっと噛んじゃった。