あれから三年経った。

結華が三十歳、
僕が三十三歳になった。

叔母の家にも何度か行った。

例の三人を休日に
家に呼ぶことも多くなり、
吹屋先生のお宅にも
お邪魔させてもらったのも
一・二回じゃない。

結華のおかげで
叔母とも仲直りできた。

『結華、永遠に愛してる』

死んでもずっと……

『いきなり何ですか?

まぁ、私も永遠に
柚夜を愛していますよ(クスッ)』

きっと、僕達は
生まれ変わっても
巡り逢える気がする。

だけど、今は此処にある
幸せを噛みしめていようと思った。