All I want for Christmas is YOU ~クリスマスに欲しいのはあなだだけ~

『7日前までにお手紙書かないと、サンタさんはもう家を出ちゃうわよ!』
昔、両親から言われたその言葉を思い出してクスリと笑いながら、毎年恒例となった星へのオブジェへに願い事を書くためにペンを取った。

【大好きな樹に……会わせてください。夢じゃなくて】

これじゃあ、プレゼントのお願いじゃなくて、願望だよね……。
自分自身にツッコミを入れつつ、4年目にしてとうとう書いてしまったこの文字を少し一人で照れながら、クリスマスツリーに飾ると、たくさん飾られている願い事に目を向けた。

【仮面ライダーのおもちゃが欲しい】
【サンタさん!彼氏下さい!】
【ダイヤの指輪が欲しい】 

そんな様々な願い事を見て、自然と笑みがこぼれた。

あっ、雪……。
どうりで寒いと思った。

イルミネーションの光に照らされて、幻想的に舞い落ちる雪を見上げた時、ふと自分の名前を見た気がして、目線を止めた。

え……?
噓!!