本当の僕なんて、誰にも分かるはずないさ。

人に失望して、痛みの感覚も麻痺して、気が付けば感情のないロボットになっていた。

唯一生きるために覚えた言葉は「Yes」のみ。
大嫌いだったはずの大人に愛される術。

それを知った時、子どもの僕は消えていった。

誰も、僕を知らない。