星・月「流風ねぇ、おかえり」


もう来てたんだ。
二人には合鍵を渡してある。
いつでもあの家から逃げて来られるように

「ただいま。
今ご飯用意するから待ってて」

「ご飯なんかより、流風ねぇがいい」

「俺は、どっちでもいいんだからな。
星夜がどうしてもっていたから
来たんだからな。本当だからな」

「えぇ、月夜も乗り気だったじゃん」

二人がそんなやりとりをしていた。

星・月 「てか、あの匂い…なに?」

あぁ、これは相当、怒ってる。