「あ、悪りぃ悪りぃ」 やっと離してくれた 「…でも、なんで引っ張ったりしたんですか」 そんな私の心の怒りはマックスまで行きそう 「いや、だって朱莉ってば水族館楽しみにしていたのに何か、不機嫌だったから…」 拓也先輩の答えは意外すぎた …拓也先輩そんなことを思っていてくれたんだ そう思うだけでさっきまでの怒りはなかった