いつもの電車で君と…


「え?」


どこからか聞こえた声の方へ目を向けた


「み、水本くん⁉︎」


「よっ!!」


そこにいたのは同じクラスの水本和馬(かずま)くんだった


水本くんはクラスだけでなく、学年を通して男女ともに人気だ


「ずっと、悩んでいたからさ、


これなら、機能性と見た目もいいから有本の要望にぴったしだろ?」


「え、あ、うん

確かにぴったしです」