部屋へ入ってもさっき美雨の言った言葉が離れない “コノウラギリモノ” 私何かした…? 考えても考えても分からない… 美雨だけには… 美雨だけには嫌われたくない… また前みたいに… 怖い… 私は…どうしたらいいの…… 着替えて重い足取りでリビングへと向かう リビングに入ると夕ご飯はできていた 「朱莉、今日はビーフシチューだからあったかいうちに食べろよ」 「…はい、ありがとうございます」 でもほんとは、食べる気なんてない…