『多分、頷いたときの顔、真っ赤だったと自分でも思うし‥
 
あやちゃんが見たの、その場面だと思う‥。』
 
 
そう言って愁は、顔を真っ赤にしながら、下を向いてしまった。
 
 
っていうか‥‥私の勘違い!?
 
 
私‥‥‥‥バカじゃん!!泣
 
 
はぁ〜‥あんなに愁に怒っちゃって‥
 
 
謝んなきゃ、だよね‥
 
 
「愁‥‥ごめんね?
疑っちゃってごめんなさい。」
 
 
下を向いたままの愁に謝る。
 
 
すると突然、腕を引っ張られ、温かいぬくもりに包まれた。
 
 
『‥‥許さないよ、あやちゃん。オレを疑ったんだから。』
 
 
「だって‥‥」
 
 
そう言うと、もっと強く抱きしめられる。
 
 
 
 
 
『‥‥‥好きだよ、あや。』
 
 
 
もっと
 
 
 
『オレが好きなのは、あやだけ。』
 
 
 
もっと
 
 
 
『好きすぎる。』
 
 
 
「私、も。
 
好きすぎて、おかしくなりそう‥」
 
 
 
だから、
 
 
 
もっともっと、
 
 
 
好きって言って?
 
 
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