白い騎士


「そっか、なんか辛いこととかあったらいくらでも聞くからいつでもいいなよ。?あ、あと連絡はいっぱいしてくること」


珍しく年上っぽくそう言ってくれた。


「うん。ありがとう
連絡は言われなくてもウザイくらいにするから」


「今まで会えなかった分沢山話聞かせて。学校の事とか色んな事」


「そうだね一杯お話したい」


ああ、もう家が近い、、


薄暗い電灯の下を何個か通るとすぐに家に着いてしまった


咲也くんの大きい手が離れて少し冷たい風が何倍も冷たく感じる


「りほちゃん、来週みんなで遊び行こうよ」


「え!いいの?」


「いいよりほちゃんさえよければ」
「私は全然いいよ!行きたい!」
久しぶりに心からの笑顔が出た気がする
「じゃあまた連絡するね。おやすみ」
優しく頭をポンポンしてからかえっていった。
その背中を眺めて見えなくなってから家に入る
あのひとたちと話さないように部屋に入る。
そのままベッドに倒れ込むといつの間にか寝ていた。