俺はベッドに倒れ込み、色々考えていた

一緒にいるって言っても限度があるし、俺がいない間や、直接やられてたら分からない。

できる限りの事はするつもりだったけどやっぱり不安の方が大きい。

明日、真央に会いに行こう。

そう思った時、ドアが開いて怜也が血相変えて入ってきた。

「沙織が、真央に会ってるって。何してるかは分からんけど行った方がいいっぽい!」

「わかった!怜也、いくぞ!」

「おう!」

これが2人の合図。

言われた場所につくと2人の他に大柄な男が何人かいた。

「あいつらって、、、。」

怜也らしくないまゆを八の字にして口を固く結んでいる。

「ああ。多分天龍。」

「何やってるんだ、、。」

「わかんねぇ。でも、いい状況じゃない。」

すると、沙織がぱっと、こっちを向いた。

「まずい!」

怜也の肩がビクッとなった

「あー!咲也~♡」

手を振って笑顔でこっちに向かってくる。

後ろでは天龍の奴らが俺らを睨んでるのが分かる。

ほんとにこんな奴に惚れてんのか、、、。

「沙織、、。」

「会いに来てくれたの~?」

「ああ。言いたいことがあって。真央には何もしてないか?」

抱きついてくる沙織をあえて受け止める。

沙織は一瞬驚いてからすぐに嬉しそうな顔になった。

「うーん、ちょっと殴っちゃった♪だって咲也が悪いんだよ?わかれてくれないから」

膨れてそんなことを言った。

「うん。殴ったのはやりすぎ。でも、その事で話がある。」

「なーに?」

つけまやら何やらで盛りまくった目を見開いて首を傾げる。