件名
届いた?♡

本文
やっほー♡
怜也君に渡しといたもの、届いた?☆
来たよね?読んだよね??(*´艸`*)
あのねぇ、そこにいる人、私のお友達っていうかぁ、私に惚れてんの
だからぁ、ね?察して♬
じゃあ、またねえ♪
諦めないから!

ーendー



「はぁ、、」

「誰から?」

「沙織。」

「そっか。なんて?」

「ほら。」

スマホの画面を見せると怜也は顔を顰めた。

やっぱりみにくいよな、。

何するつもりなのか、真央に何かするつもりなのか何も分からない。

真央に手を出したら許さない。

もう動いてるのかもしれない。

真央はそういうの隠すのが昔から上手いからいじめられてても分からなかった。

それで、気づいた時には深刻になっている事の方が多かった。

だから、今回もそうならないようにいつもよりずっと気をつけてないと、、。

「咲也、できるだけずっと真央といてやって欲しい。
彼氏だから口実もいくらでもあるから。頼む。」

そうやって怜也が頼んでくるのはほんとに困った時、真央のことしかなかった。

答えは決まってる。

「もちろん。そのための彼氏ですから。」

「ありがとな」

「おう。兄弟なんだからいいってことよ」

「何キャラだよ」

苦笑いして部屋から出ていった