俺はこのコングラット国を守る王宮専属騎士団長のミセヴァルである。


俺の主であり、この国をまとめる偉大な女王陛下、ローズ・コングラット様をお守りするべき日々精進している。


王宮専属騎士は大変な仕事だが、やりがいのある誇らしい仕事だ。


そんな、専属騎士団が一番忙しくなるのは夜である。
一見、みんなが活発的に動き回る昼間が忙しそうに見えるが実はそうではない。


夜は当然暗い。悪さをしようとするやつらは動きやすく、悪さをしようとする者を取り締まる我々専属騎士団は動きにくい。