王宮専属絵師

「そうか………」


いまだに信じられないと言った顔をしているミセヴァル。た、確かに色んなところが成長してないけどれっきとした17歳だ!



「あーーーーー!!!!」


「いきなり、大声を出すな。うるさい」


「し、試験って具体的に何をするの?」


「あ?あー明日の試験のことか。明日の正午に行われる。それまでに、絵を描き陛下に見ていただく。そこで、一番を取った者が王宮専属絵師になれる訳だ。」


「明日の正午?!?!
もう、時間がないじゃない!」