王宮専属絵師

「はぁーーー?わたしは………」


「あそこが今日お前が使う部屋だ」


「えっ?」


ミセヴァルが言う部屋とは、どこにあるのだろう…
目の前にあるのはひび割れたコンクリート壁、クモの巣、植物のつる………まるで廃墟のような建物らしき物体だけだ。


「ま、まさか、このボロ廃墟が部屋だとか言わないよね………」


「その通りだが何か文句あるか?」


「はぁーー???こんなの無理!!!」