花の咲く頃に


「あのさ、樹李」


「何?」


「私好きな人が出来たかもしれない」


「よかったね」


高校入って初めての言葉。


普通に嬉しかった。


沙織には誰かと幸せになって欲しかったから。


けど、現実は漫画のように上手く出来ていて、

残酷だった。