花の咲く頃に


「おっと危ね。何、1人で運んでんの?」


ダンボールに詰まった資料をもって歩いていると、

誰かにぶつかった。


前が見えなくて、

誰にぶつかったか分からなかったけど、

急に視界が明るくなった。


「女子にやらせるとか情けないな。

俺持ってくよ。教室?」


「あ、うん」


それは同じクラスの箕輪琴音だった。