花の咲く頃に


期待していた。


身構えてたはずなのに、

ちゃんと言葉にされるとさらに鼓動が速くなる。


「確かに谷崎のことは好きだったよ。

正直言って、

谷崎と仲良くなりたくて波多野に喋りかけた。

けど、一緒にいるうちに波多野に惹かれてって、

どう理由付けても波多野しか考えられなくなった」


理性に負けた感情が頬をつたう。