花の咲く頃に


箕輪くんが沙織を好きなことは薄々気づいてて、

沙織じゃなくて私を見て欲しい、

なんて思う自分が嫌だった。


自分を突き放して欲しかった。


「…しないよ」


「そっか」


無理にとは言わない。


だって私も同じだから。