花の咲く頃に


「今日は箕輪くん来ないんだね」


「多分ね。もうすぐ試合って言ってたから」


授業が終わって、

沙織と2人きりの花壇前。


少しだけいつもと違う。


「何でさ、私に言ったの?」


「へ?」


一瞬何のことか分からなかった。


沙織はじっと花壇の方を見ている。