君の指先が囁いてる

いざ話すとなると緊張する



俺はテーブルを叩き茜を呼んだ



『茜、君は幸せかい?俺と離婚すれば茜は子供を授かる事ができるんだよ』



『翼....
私は翼じゃないダメなの』



『茜....
子供は無理なんだぞ。茜に我が子を抱かせる事が出来ないんだぞ、それでも良いのか』



『翼....
私は翼と一緒に居たいの』



『茜....』




何も言わず抱き合った



俺は君に出逢えて俺の人生は変わったよ


恋愛して結婚なんて無理だと思ってた


けど....


神様が君に逢わせてくれた



茜.....



ありがとう



俺、実は夢があるんだ


叶う夢じゃないけどね....