月夜の涙

「わらわには婚約者がいてな。そやつと縁を切りたいんだ。」




…婚約者?縁を切りたい?なんで…?




「ど、どうしてですか?」




「わらわには愛しているやつがおるのじゃ。」




「え?その人の事じゃないんですか?」




普通そうだよね。好きな人と結婚したいもんね。



「いいや、そやつとは格も違う。本気で愛してしまったのじゃ。」




頭混乱してきた…




「は、はぁ…」




「わらわはその方と生涯を共にしたいと思っている。」




「そ、そんなの婚約者がいるのに…」




そんなの酷いよね。婚約者がいるんだもん。





「だからこそお主に頼みがある。」