私は誓う。



どんな事があってもこの人だけを愛して、この人のために生きる。



この世界に来て色々なことがあった。



すべてが私にとっての初めてで、その初めてを作ってくれたこの世界の人、桜さんやゆうしさん、この世で一番素晴らしい“愛”というものをくれた純さん。みんな私にとっての架け替えのない人。


みんな大切で私の大好きな人。


私はこの世界の暖かい温もりに包まれて



大切な人を想いながら生きていこう。



「狐珀?風邪ひくぞ中に入れ。」



純さんが、ニコッとわらって手招きしている



「うん!」




「今夜は満月か。とても綺麗だ。」



「そうだね」



「狐珀。来い。」



そう言って純さんが両手を広げる。



「ふふ、純さん大好き!」



私はガバッと抱きついた。



「狐珀。愛してる。」



「私も愛してる。」



私はその満月の夜、とっても綺麗な満月の下で愛する人の温もりに包まれながら、とても綺麗な涙を流した。