「ウォーン!ガゥゥゥゥ!」





私は狂ったように吠えた





「お、お前は誰だ?」





「っ!?…純さん…。ごめんね。それは後で話すから、」





「さくr…「お話中済まないな。」」





「我は柳家大将、柳 寛末(やなぎひろすえ)と申す。」





「そこの狐珀というもの…我とお手合わせ願えぬか?」





「望むところだ。」





私はそいつを睨みつける





「さぁ、始めよう。」





「ガゥッ!」






私が大将に飛びかかろうとした瞬間…





「かかったな化け物!」





ヒュンッ! バンッ!バンッ!




「キャウッ」




「お、お前!」





「来ないで!大丈夫!」





負けてたまるか。人間ごときに!




「ガゥッ!」





「う、うわぁ。不死身の化け物!」





ズサッ



私は爪を立て引っ掻いた。



ドサッ




柳家の大将はふっとび、動かなくなった。






「ウッ、ガゥゥッ!」






私の意識はそこで途絶えた。