月夜の涙

「取り敢えず、この城から一旦お逃げください。このままでは高い確率でそうなってしまいます。」




「わ、分かりました。で、でも急に居なくなったりしたら…」




「大丈夫です。そこは私がどうにかしておきます。」




「ありがとうございます!」





「さぁ殿がお戻りになる前に桜様のところへ行きなさい。道はお分かりですよね?」





「はい!ではよろしくお願いします!」






ボンッ「グルル…」






「くれぐれも人に見られないようにしてください。」





私はこくりと頷き、桜さんの屋敷へと急いだ