「ていうか、さっきこのクラスに幼馴染み
がいるって言ってたよね!教えてよっ。」




そんなこと言ってたのか…恥ずかしすぎて、脳が忘れようとしてるみたい……。



「…うん!みっくん!」




「みっ…くん?」




あっ、そうか…これは私だけの呼び名…。




「相川、くん…」






周りの女子はポカンと口を開け、黙り込んでしまった。




「雅くんと…幼馴染み………?」





「うん。って……ゆいちゃん…?」





優依ちゃんはふるふると震えながらも、目を輝かかせてしっかり私を見ていた。




「え、ええっ!!」




「えええええええっ!!!」






「ならさ、私達に王子と喋るチャンス、作ってくれる!?」




王子……?





「雅王子だよ〜っ、ほんとかっこいいよね。」





えっ…ええ………!?





聞いてないんだけど〜っ!!!!!