『ん、眩しっ…。』


私は朝の光で目を覚ました。


うわ、まだ5時じゃん。


昨日カーテンを閉めずに寝たからだ。


コーヒーでも作ろうとキッチンへ向かおうとした時。


ピロンッと携帯が鳴る音が聞こえた。


私は父と連絡先を交換していないし、友達もいない。


だから、携帯は客専用となっている。


『…朝早くから、誰よ。』


私は眉間に皺を寄せながら携帯を開く。