言い合っているうちに、クーラーのきいた幹部室のソファーに降ろされた。


郡「じゃ、ここで繰のタイプの説明をしようか。」


あとから付いてきた皆も次々と腰を下ろす。


郡「繰には僕と同じ空中戦をしてもらう。身軽だしね。
でもまずは観察型のハルに色々教わってからだよ。」


……観察型??


遥「俺はね、痛いの嫌いだからとりあえず避けまくる。そのうちに疲れてきた相手にスキが生まれるからそこを突くんだ。

繰は郡が投げたボールを避けるのが上手かったから、見込みあると思うよ。」


なるほどね。


『分かった!よろしくね、ハルムラ先生。』


郡「先生呼びは僕だけでいいのに…。」


薛「今日これ以上やるのは無理だから、今日はもう寝るように。」


『分かりました!薛先生。』


郡「もう!」


郡は頬をぷくぷくしている。


『ふふっ。じゃあ皆、おやすみ。』


そう言って私は眠りについた。