きっと私のことを知っているのだろう。


遥「大丈夫。行こう、繰。」


耳元で急にささやかれ、顔が赤くなるのが分かる。


いや、それよりも…。


ハルがさっきから私の本名を呼んでいることの方が問題だ。


どこで知ったんだろう?


ハルに付いていきながら考える。


遥「僕が今日君を連れてきたかったのはここだよ。」


目の前の光景に私は大きく目を見開いた。