「センパイ方、やっぱり俺反対でーす。」 「は?」 「空緒くん…?」 どうしたの? 「何言ってんの?さっきいいよって言ってたじゃん。」 「ん〜。でもやっぱり好きな子とは二人がいいしねぇ!代々木ちゃんも俺と二人がいいみたいだし!」 「は…?何言って……、」 「んじゃそういうことで。そっちもどうぞお二人で楽しんでください。行こ!代々木ちゃん。」 グイッと空緒くんに引っ張られながら行き着いた先はショッピングモールの外。 今はもう使われてない駐輪場だった。