大好きなキミに花束を。





そんな自分が、嫌いになってくる。


師匠は素直になって……好きな人に好きって気づいてもらいたいだけなのに。



『俺に自分から話しかけられもしないくせに勝手に素直な子をいじめんなってこと。好きなやつを誰かに奪われたくないんだったら自分から来いってことだよ。』



私を女の子達から助けてくれたときの先輩のあの言葉。


今はなんだか……私に言ってるみたいだ。



ああ、そっか。

そうだったんだ。


私……








西宮先輩のことが好きなんだ。