「センパイは代々木ちゃんのことが大好きなんだね。」 「だからなんだよ。」 「重い男は嫌われますよ?」 「そこまで重くないから。」 充分重いっす。 「とにかく早く屋上行きましょー。俺お腹減っちゃった。」 再び空緒くんが私の手を握り走り出した。 「目指せ!屋上!!!」 「おいコラ!さらちゃんの手ぇ握るなぁ!」 「見苦しいぞクソ野郎。」