「 おお、そうだったのか。あ、どうも。彩心は私の弟子……じゃなかった。後輩です。」


「へえー!君、彩心ちゃんっていうんだ。漢字ではどうやって書くの?」


「彩る心って書いて、彩心って読みます。」


「そっか!名字は?」


「代々木。」


「代々木ちゃんね。」


「……?」


「あ、彩心、陽彩から早く帰ってこいってメールが来た。早く行くぞ。」


「あ、はい。じゃあまた、えっと……、」


「晴丘 空緒 (はるおか あお)。空緒でいいよ。」


「空緒……くん。バイバイ。」


「うん。今度挨拶行くね。」



私と師匠はお菓子とジュースを買ってからコンビニを出た。