キーンコーンカーンコーン
「あー昼休みが終わっちまった。午後の授業だるいなー。」
「じゃあ勉強会のことはまた改めて連絡しますね。」
「ああ。よろしく頼む。」
……とりあえず師匠が参加してくれてよかった。
*
それから午後の授業が終わり、放課後になった。
「はぁ〜!じゃあちょっと休憩にすっか!」
「それにしても陽彩の家はデカイな。」
「無駄に広いんですよ。こんな広さあるんなら一部を畑にして世の人々に貢献しろっての。」
学校からそのまま4人で西宮先輩の家に行き、2時間ぐらいぶっ続けで勉強した。
そして今は休憩時間。
「さらちゃぁーん。俺疲れたぁー。頑張ったからご褒美にナデナデして?」
「嫌ですめんどくさい。」
「えー。じゃあ代わりに俺がさらちゃんの頭をナデナデ、」
「おいクソ野郎。休憩になった途端早速女の子を襲うのかよ。」
「べつにお前と笹村がいる前ではさすがに襲わねーよ。」
「いや私らがいないとこでも襲うなよ。」
……休憩っていってもそんなに疲れてないし、もうちょっと勉強するかな。
私は1人でノートと教科書に再び目を向ける。


