キーンコーンカーンコーン



「あー昼休みが終わっちまった。午後の授業だるいなー。」


「じゃあ勉強会のことはまた改めて連絡しますね。」


「ああ。よろしく頼む。」



……とりあえず師匠が参加してくれてよかった。







それから午後の授業が終わり、放課後になった。



「はぁ〜!じゃあちょっと休憩にすっか!」


「それにしても陽彩の家はデカイな。」


「無駄に広いんですよ。こんな広さあるんなら一部を畑にして世の人々に貢献しろっての。」



学校からそのまま4人で西宮先輩の家に行き、2時間ぐらいぶっ続けで勉強した。


そして今は休憩時間。



「さらちゃぁーん。俺疲れたぁー。頑張ったからご褒美にナデナデして?」


「嫌ですめんどくさい。」


「えー。じゃあ代わりに俺がさらちゃんの頭をナデナデ、」


「おいクソ野郎。休憩になった途端早速女の子を襲うのかよ。」


「べつにお前と笹村がいる前ではさすがに襲わねーよ。」


「いや私らがいないとこでも襲うなよ。」



……休憩っていってもそんなに疲れてないし、もうちょっと勉強するかな。


私は1人でノートと教科書に再び目を向ける。