「はぁっ、はぁっ、はぁっ、(怒りなれてないため酸欠)。」
「ご、ごめんさらちゃん。俺がいけなかったね。ごめんね?」
「…先輩…。」
「ん?」
「先輩と二人っきりで勉強はしません。もしどうしても私と二人で勉強したいなら私を落としてからにしてください。」
「えっ。」
「代わりに今回の勉強会は実行します。ただし、夜籠と師匠も入れて、4人で先輩の家に伺います。夜籠もそれならいいんでしょ?」
「う、うん。問題ない。バッチグー。」
「さらちゃん、どこぞの先生?」
「先生?なんですかそれ。先輩と夜籠が二人してバカで情けないからこうして話をまとめてるんです何か問題でも?」
「い、いえ…。すみません…。」
「話が終わりなら早く学校行きますよ。二人のせいですっごい時間ロスです。」
怒ってる時は心なしか早足になる。
ていうか、怒るなんていつぶりだろうか。
「さらちゃんってあんな怒るの?」
「何かよっぽど嫌なことがないとあんなにはならない……って気安く話しかけんなクソ野郎。」
「俺だって好きで話しかけてんじゃねーよチビ。」
「なっ!だから僕はチビじゃ、」
「早く行くよ!!!まだくだらないこと言ってると、はったおすかんね!!」
「「は、はい!ごめんなさい!」」