なんだか少しだけ心に触れたような。 そして隠してたあたしの心も少しだけあらわになったような。 そんな、複雑な気持ちの帰り道。 あたし達は多分、お互いに触れられたくない部分を持っていて。 この、アスファルトに伸びる影みたく、欝陶しくても切り離せないものを背負ってる。 夕焼けが綺麗だ。 明日もきっと晴れるんだろう。 あたしは自宅である小さなマンションに入ってゆく。