漆恋を解く僕たちは。

そのあと彼女はベッドくらいのまっ白い雲を出した。


それは俺たちを載せてふわっと浮き上がるとゆっくりと進み始めた。


5mくらいの高さまで昇ると地上にいるよりも少し遠くまで見えて気持ちがいい。


少しすると小さな森が見えてきて、中には泉があった。


「すごく綺麗な場所なんですよ。私も一回来たきりなんですけど…。せっかくなので休憩していきましょう」


彼女がそう言うと雲はゆっくりと下降して俺たちを泉の畔に降ろした。