それにつられて俺もトーストに手を伸ばす。


「…!美味い!!!」


こんがりと焼かれたパンの上にはツナと玉ねぎの入ったアツアツに溶けたチーズが乗っている。

「これは゛ツナメルト゛って言うんですよ。

北米の家庭料理なんです。それから、今日は暖かいので冷スープがいいかなと思って。

ビソシワーズにしてみました。」


そう言って彼女が説明してくれる料理は俺の知らないものばかりでどれも丁寧に盛り付けられていた。