俺は一瞬凍り付く。サラッと何て危険な言い方するんだこの人は!


見るのが怖いけど...大家さんの反応は...


「そうなの?二人が仲良くなってくれて嬉しいわ。」


と言って心から嬉しそうな笑顔を向けている。


「はぁ...。」


そっか...大家さんにとって俺はやきもちを妬いたりするような、そういう男としての対象外なんですね......。


わかってた事だけど...再確認させられると辛いな。



「二人とも、朝ごはんはどうするの?」


「あたしお腹空いた!」


「そう、じゃあ一緒に何か作りましょうか。」


「そ...そうだね!」


そう言って下に降りて行く二人を見ながら、きっとほとんど作るのは奈々さんだろう、と俺は思った。...というかそうでないと俺が困る。