「一年生代表挨拶 古川律」

「はい、」




ざわざわざわ


「「ねぇめっちゃかっこよくない?」」

どこからか聞こえてくる声




古川律、容姿端麗、成績優秀、おまけに人当たりも良い。
誰もが憧れる奇跡の男。

「ねぇ、あずさちゃん律くんこの中に幼馴染みいるらしいよ!!知ってる!?」

隣に座ってる女の子が喋りかけてくる…
確か優香ちゃんだったっけ

「えっと…」

「どんな美女なんだろ~!!」

えっ、
どうしよう…汗))

それ、私なんだけど…


「え、美女じゃないんじゃない?」

「えっ、だってあんな美少年の幼馴染みだよ!しかもすっごい仲良いんだって美女に決まってんじゃん!あずさ知ってる??」

「しっ、知らない~」

無理だ。私だよ!その美女☆
なんて
言えないよ…