一途な社長の溺愛シンデレラ


 打ちっぱなしのコンクリートに囲まれているのに、天井からはシャンデリアが吊るされ、足元にはブラウンの絨毯が敷き詰められている。

 白色で統一されたソファやテーブルはすべてアンティーク家具だ。

 ヨーロッパの古城を思わせる雰囲気のなか、スピーカーからは現代的な音楽が流れている。

 よく見るとDJブースのようなスペースもあり、壁にはフォトパネルまで展示されていた。

 飲み物を持って楽しげに談笑している男女を見ながら、私は立ち尽くす。

「ここは、なに?」

 社長がウエイターからドリンクを受け取り、私に差し出す。

「音楽とアートを融合させた完全招待制のラグジュアリーパーティー、だとさ」

「パーティー?」