すぐ脇に真っ白のアイアン門扉が口を開いた、謎の入口がある。彼は私に声をかけると、その先の地下に続く階段を下りていく。
らせん状の階段を進んでいく背中があっというまに見えなくなって、私も急いで後に続いた。
ステップを一段ずつ下りていくにつれ、微かに音楽が聴こえてくる。
たどり着いた地下二階の扉の前にはドアマンらしき男性が立っていて、社長の顔を見るとにこやかに挨拶をして扉を開いた。
その瞬間、音の洪水に飲み込まれる。
それは本当に、新しい世界の扉だったらしい。
中にいたのは着飾った華やかな人々だった。さして広くはないけれど、入口からはさらに下のフロアを見渡せる。
不思議な空間だ。

