一途な社長の溺愛シンデレラ


「こんばんは」とにこやかに笑って、社長は紙袋を彼女たちに差し出す。

「今日はよろしくお願いします」

 正面の白い壁には鏡が貼られ四角い形の一人がけソファがひとつ設置されていた。

 カウンターキッチンを連想させる台に観葉植物とタオルとノズル付きの容器が並び、手前にはリクライニングチェアとシャンプー台のようなものが造りつけられている。

「住居を改装した、美容室?」

「プライベートサロンだよ。ほら、あっちで着替えてこい」

「こちらへどうぞ」

 社長に背を叩かれ、紙袋を手にした女性にいざなわれて、私はとなりの部屋に足を踏み入れる。

 白一色の小部屋には十字に格子が入った洋風の窓があり、アンティークのドレッサーがあり、外国人の女の子がそのまま暮らしていそうなほど雰囲気たっぷりだ。