「・・・え?なんで・・・」
驚きが隠せない。なんで・・・?

「晃哉君の お父様の 照幸はな!
昔、お父様を いじめてたんだぞ!?」
お父様の初めて見る必死な顔。
・・・へ?どゆこと?

「結愛、気にしないの。
私達4人は、幼馴染なんだけど、お父様・・・道人さんは、照幸さんに いじられてたのよ」
ぎゃーぎゃーいう お父様達をよそに、
大丈夫、と私に声をかけてくれる お母様。
その迎えで、晃哉君の お母様も 懐かしいわぁ と言っている。

「なんだ、そんな事ですか・・・」
ほっと安堵の息。晃哉君も ほっとしたようで、椅子に座り直した。

「そ、そんな事!?
結愛、お父様が困ってるんだぞ?」
助けてを求める お父様の表情。
こんな お父様も初めてで、嬉しい。

「結愛ちゃん。君のお父さんはね、
昔 僕らの前でトイレ我慢出来なくなっちゃって・・・」
「あぁぁぁぁぁ~!!!!」

晃哉君のお父様の声を塞ぐかのように、お父様が声を出す。