Side 一条 結愛

前田に言われて、ダイニング室へと到着。
ドアを開けた時、突然、晃哉君が横でいった。

「と、父さん?母さん!?」

「おう、晃哉」
男性の方が、晃哉君に声をかけた。

私の お父様とお母様の迎えに座っていたのは2人の美男美女。

「結愛、ここへいらっしゃい」
私を横の椅子へ手招きする お母様。
晃哉君も 美男美女さん達の横に座った。

こ、この状況・・・は?


「結愛、実はね、このお2方は 晃哉さんの ご両親なのよ」
お母様が私に 言った。

「え、えぇ?」
思わず 晃哉君の横に座る美男美女さんを見る。・・・確かに、目元とか、どことなく晃哉君に似ている・・・。
あ、晃哉君が似てるんでした。

「よろしくね、結愛ちゃん」

「よろしく」
微笑みながら私に挨拶してくれる晃哉君の ご両親。


「えっと・・・あの!一条 結愛です。
こ、晃哉君と・・・えと、あの、お、おつきみ・・・じゃなくて!」
私の あたふためきに 皆が笑った。