キィー
音を たてながら開くドア。

今日も日差しが差し込んでいて明るい部屋。私の心とは裏腹に。

「ふぅ・・・・・・・・・え・・・?」
ため息をつくと、ポタっと涙が零れた。

「え・・・あ、あれ?・・・私なんで泣いてるのよ?」
意味も分からない涙に頭が混乱する。


「ふ・・・ぅっ うぅ」
もう、涙を堪えきれない。
溜まっていた気持ちがあふれた。


すみません。すみません。晃哉君・・・。
私・・・何も出来なくて すみません。

あんなに笑顔を見せてくれたのに・・・。
私に自然な笑顔をくれたのに・・・。



私は あなたが嫌いです。
とても、とても・・・とても嫌いです。

私・・・あなたが大好きだった。
いえ、あなたが大好きです。

今まで、ありがとう。